WeChatは、2011年に中国テンセント社がリリースしたインスタントメッセンジャーアプリです。中国では「使っていない人がほとんどいない」と言われているくらい利用者が多いアプリです。2022年現在、月間アクティブユーザー(MAU)は12億人以上とされています。
メッセージングアプリから始まったWeChatは、公式アカウントや決済サービス「WeChat Pay」、アプリ内ミニプログラムなどのサービスも追加され、中国を中心とした生活者にとって欠かせないプラットフォームとして進化しています。
WeChatは中国でPR活動をする上で、欠かせないツールです。
確実に届く
WeChatは、広く情報発信するというよりも、既に認知されているサービスの告知や、ファン・コアユーザーを集客することに長けています。LINEと同様、ユーザーと直接チャット画面を通じてコミュニケーションできるため、一人一人に親密なメッセージを発信することができます。チャットやクーポン配布などのやりとりをしてファンになってもらい、オフラインの実店舗へ誘導するといった使い方なども可能です。
公式アカウントがある
WeChatにはLINEと同様に公式アカウントが用意されています。アカウントの種類は「購読アカウント(訂閲号)」、「サービスアカウント(服務号)」、「企業アカウント(企業号)」の3種類があります。
購読アカウント(訂閲号)
毎日記事を配信することが可能な一方、通常のチャット画面に投稿は表示されません。
メディアや個人向けに用意されているアカウントです。
サービスアカウント(服務号)
こちらもユーザーに情報発信を行う際に利用するアカウントです。
個人ユーザーとは友達関係のような形で繋がることができるため、フォロワーに対して高い確率で情報を届けることが可能となります。
一般企業のプロモーション活動やマーケティング活動に適したアカウントです。
企業アカウント(企業号)
社内のメンバー同士でコミュニケーションを取るなど、企業内だけの利用を目的としてます。
中国国内の企業では、メールよりもチャットを用いてコミュニケーションとっているためです。
企業内のクローズ環境で使うためのアカウントです。
選択すればいいの?
プロモーション目的であれば、サービスアカウント(服務号)がオススメです。
サービスアカウント(服務号)は、海外法人でも取得できるアカウントです。企業のアカウントから情報の配信が可能で、配信方法は友だちからのメッセージと同列で表示されるため、開封率が高いのが特徴です。
発信回数は月4回が上限となっています。
購読アカウント(訂閲号)は中国国内の個人ブロガーやメディアに限定されています。配信された情報はサービスアカウント(服務号)のように友だちと同列に表示されるのでは無く、専用のサブスクリプションフォルダに届く仕組みになっています。メルマガなどと同様に開封率は低くなっています。
また、企業アカウント(企業号)は企業内だけの利用を目的としているため、一般ユーザーに情報発信をする、という用途には向いていません。
運用代行やってます!
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