2023年12月に、ロレアルの「小蜜罐面霜」の第2世代がアップグレードされて発売されました。
この製品は新たに「組換えコラーゲン」を添加したと主張しており、この成分を製品の最大のセールスポイントにしています。
組み換えコラーゲン製品
ロレアルの初代「小蜜罐面霜」は2020年に発売された製品で、主成分マヌカハニーにちなんで命名され、その他ヒアルロン酸などが配合されながら手頃な価格のため、発売以来多くの注目を集めています。
ちなみに、Tmallでは、再購入製品ランキングでTOP2にランクされました。
しかし、第2世代では、マヌカハニーやヒアルロン酸を強調することに重点を置かれていません。
製品プロモーションにおいては「組換えコラーゲン」を重要な位置に置き、商品パッケージから広告まで、すべてが「組み換えコラーゲン初配合」をアピールしています。
第二世代は主に「組み換えコラーゲン」や4種類のペプチド、貴重なニュージーランドのマヌカハニーなどが配合され、肌の弾力性の改善、ハリを高めるなど、アンチエイジング効果に重点を置いています。
最も目を引く変化は、ロレアルがブランドで初めて「組み換えコラーゲン」を配合したことです。
中国企業は長年、外資系企業・ブランドの後を追ってきており、その足かせを打ち破ることができていません。
その一例がプロキシレンで、ロレアルによって一躍脚光を浴びた後、中国企業がこぞって真似をしました。
しかし今回、ロレアルが中国化粧品原料企業により生産された「組み換えコラーゲン」を使い始めたことで、状況が一変しそうです。
中国ではコラーゲンが非常に大きなトレンドで、「組換えコラーゲン」は、すでに資生堂やLVMHなどで配合された製品が上市されています。
つまりこれは、国際企業が中国原料の「トレンドを追い始めている」のではないでしょうか。
「組換えコラーゲン」への関心はますます高まり、中国の化粧品原料業界に大きな発展をもたらすかもしれません。
国際ブランドが中国の化粧品原料を受け入れつつあることが考えられます。
中国における化粧品原料の研究開発の高まりにより、ヒアルロン酸や組換えコラーゲンに続き、より多くの中国産の原料が国際企業の視野に入り、中国の化粧品原料業界の発展につながることが予想されます。
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